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松本清張の【日本の黒い霧】を読みました。【下山事件】

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▼以下、敬称を略します▼

松本清張の【日本の黒い霧】というノンフィクションを読みました。

この本の中では、いくつかの未解決事件を、松本清張が推理されてます。

(松本清張。1909年ー1992年。日本の小説家。広島県広島市または福岡県北九州市出身)

人間や権力の闇の部分を題材にしていることが多いように感じます

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下山事件】をご存知ですか?

下山事件とは

①1949年(昭和24年)に起こった国鉄総裁の下山定則さんが線路上で轢死体で発見された怪事件(自殺?他殺?)。

(太平洋戦争の敗戦は、1945年8月15日です)

②太平洋戦争敗戦後、GHQ占領下において起こった未解決事件(迷宮入り)。

③国鉄の下山総裁が、1949年7月5日行方不明。翌日の7月6日の早朝に線路内で轢死体で発見された。

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私が始めて下山事件を知ったのは、大学時代の政治史の授業です。

(ちなみに大学受験した際の社会の選択科目は【政治経済】でした)

学生時代に下山事件を初めて知った時、

犯人は、国鉄のリストラに伴う労働組合もしくは、内部で下山総裁に恨みを持った人の犯行だと思っていました。

事件前日の下山総裁の不可解な足取りに関しては、この本を読むまでは、脅迫などの精神的なプレッシャーだと思っていました。

がしかし・・・・

松本清張の【日本の黒い霧】を読んで、
考え方が180度変わりました。

少しネタバレしますと、
本書では、事件は他殺で、黒幕はGHQの、あるグループだと推測されてます。

(下山総裁は、事件当日に拘束される直前まで、罠に嵌められていることが解らなかったと思います)

(小説のように完璧に犯行が進められたと推測できます)

下山総裁の事件前日の不可解な足取りも、松本清張は見事に推理されてます。
(納得できました)

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私の本音を申し上げます。

太平洋戦争敗戦後、GHQ占領下で進めていた国鉄改革、再編成について、下山総裁は、現場の声を尊重しすぎたように思います。

1949年当時、世界中で共産主義の脅威が現実に迫っている中、

GHQからの国鉄改革案を全面的に受け入れるのではなく、

経済的に採算が合うのであれば、出来る限りリストラをせずに済むように、
下山総裁は知恵を巡らしていたと思われます。
それが悲劇のはじまりです

下山総裁は、世界的に大きな勢力の反感を買ってしまい、それが、下山事件の結末になったと推測します。

私自身も一匹狼タイプですが、世界的な潮流、大きな潮目には逆らえません。

世界的な潮目の転換期には誰も逆らえません

それでは、また!
今後ともよろしくお願いいたします。

 
 
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